昆虫飼育用品の説明

マットについて

マットとはカブトムシやクワガタを飼育する際、飼育容器に入れるオガクズの事です。木くずとも言いますが、そのマットにも様々な種類と用途がありますので、飼育する際は適切なマットを選んでください。

成虫用のマット

成虫用マットの多くは針葉樹を粉砕した木くずです。特徴として色が明るめの茶または肌色に近い色になります。匂いも木の香りが強くウッディー系でサラサラしています。他にも防ダニや防臭の効果もありますので、成虫には必ずこちらを使用してください。カブトムシ、クワガタどちらも使用可能です。

注意点としては、防臭効果も数週間でなくなりますので定期的なマット交換を行う事と、幼虫の飼育や産卵には絶対使わないでください。

主な銘柄と購入時での注意点

成虫用マットは必ず”防ダニ・消臭”などのワードが入ります。原料も杉やヒノキが主になりますので、間違いのないようお願いします。万が一、間違って幼虫マットを購入してしまっても使用は可能です。昆虫たちには何の影響もありません。ただ、幼虫用は防ダニや消臭の効果が無い為、臭いやマット内にダニが発生するなどのトラブルになります。清潔に保ちたいのであれば成虫用を使用してください。

幼虫用のマット

幼虫用マットの特徴は原料が広葉樹の木くずを発酵させた物が主になります。防ダニ・消臭効果は無く匂いもツンとし土の香り?で少々臭いと思うかもしれません。色も茶褐色から黒が多く湿っている場合が多いです。使用はマット飼育で育つ幼虫限定になります。主にカブトムシ系、クワガタではヒラタクワガタやノコギリクワガタなどです。ですが幼虫用も細かに完全発酵と半発酵などあり専門的な知識も必要ですので購入の際は間違いのないようお願いします。

主な銘柄と注意点

今回はカブトムシで使用できるマットとして紹介します。

こちらは国産のカブトムシの幼虫飼育におすすめです。

こちらはヘラクレスなどの大型カブトムシの幼虫飼育におすすめです。

国産のカブトムシ用とヘラクレスなどの大型用の違いは栄養価になります。国産カブトムシをヘラクレス用で飼育も可能ですし大きく育つ可能性もあります。ですが、高カロリーマットは劣化も早く管理が難しい面もありますので注意してください

幼虫マットはカブトムシの産卵にも使用できます。ペアリング後のメスのみ幼虫マットに入れると産卵を始めます。クワガタの場合は種類によりますので、間違いのないようにしてください。オオクワガタやコクワガタはマットではなく産卵木に産み付けます。

使用上の注意ですが、幼虫マットは防ダニ効果がないので必ずダニが発生します。人間には無害のダニですが防ぎたい場合は、使用前に2日ほど冷凍庫に入れてください。冷凍殺虫でダニの発生がかなり防げます。

また、誤って成虫用のマットに幼虫を入れてしまった場合、すぐに幼虫用に入れ替えてください。幼虫のエサは幼虫用のマットになりますので、成虫用マットは食べないか食べても栄養にならず死んでしまいます。産卵で使ってしまった場合も、幼虫が孵化してもすぐに死んでしまいますので注意してください。

エサについて

カブトムシ、クワガタともエサは昆虫ゼリーを与えます。間違ってもスイカやキュウリなど果物、野菜は与えないでください。スイカなどは水分は多く栄養価は低いので虫が下痢をしたり命に関わってきます。エサとして与えられる果物はバナナくらいです。ですがバナナは劣化が激しくコバエ発生の原因になりますので与える場合は注意してください。

ゼリーの種類について

昆虫ゼリーと言っても種類も多く、形も様々です。よくスーパーやホームセンターなどでカラフルな昆虫ゼリーを見かけますが、年越しできない国産のカブトムシやクワガタなどに与える分には問題ありません。

ですが、出来るだけ長生きをさせたい場合や、高額な外国産の昆虫には高タンパクなゼリーをおすすめします。

こちらのプロゼリーが一般的には一番人気です。高タンパクなのでメスの産卵時期にも利用できますし、オオクワやヘラクレスなど寿命を延ばすには効果的です。

与える際の注意点として、ゼリーの口が小さいとオスのカブトムシやクワガタは角が邪魔でゼリーの底まで舌が届かず食べ残す場合があります。その場合はゼリーを2つに切断し与えましょう。

また、口の広いオス向きのゼリーもありますので、こちらでも大丈夫です。

ゼリーは昆虫にとって大事な食事ですので注意してください。

容器について

ラクぼっくすWIDE

飼育数が少ない、または初心者の方にはおすすめの幼虫用容器です。2令~場合により羽化まで使用可能です。他の容器に比べ幼虫の観察がしやすい点と、最大の利点として蛹化の際の角曲がりを防止できます。一般的には前蛹時期に入ると人工蛹室へ移行するケースが多く、移行時期の判断や移行時での事故などリスクも伴います。

こちらの容器では前蛹時期の把握もでき蛹室が上手くできれば羽化まで引き続き使用可能です。ですが万が一蛹室が小さくなった場合は人工蛹室への移行が必要となります。

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