ハムスターの飼い方

ペットの飼育法紹介

ペットの王道はやはり犬や猫ですが、どちらも飼育する際の条件が難しく気軽に飼えるペットではありません。

その点ハムスターは飼育スペースもコンパクトで、用品さえ揃えれば後の出費は少なく済みます。また、子供にも大変人気なので是非おすすめです。

ハムスターの種類

ハムスターの種類ですが、一言でハムスターと言っても数種類存在します。主にどこのペットショップでも購入できる種類は以下の3種です。

ゴールデンハムスター

ハムスターの中では一番ポピュラーな種で、アニメの主人公などにも起用されていました。

大きさは3種の中では一番大きく、利口であるためトイレもちゃんと覚えてくれます。

温和な性格の子が多く、一番飼いやすいと思います。馴れるより人に慣らすような感覚で飼育すると手乗りしてくれますが、飼育ケースなど、他の2種に比べ大型になるので初期費用が少し張ります。

キンクマハムスター、クロクマハムスター、セーブルハムスターなど品種改良された種もいます。

ジャンガリアンハムスター

ゴールデンよりやや小さく、性格に個体差があり稀に気性の荒い子がいます。

トイレは躾け次第で覚えてくれますが、ゴールデンに比べ馴れにくく、個体により噛まれる事もあります。

飼育ケースなどゴールデンにくらべ小さくなるので、初期費用は安く済みます。

経験上、購入後に馴らす事は難しく、購入前に噛み癖や手乗り可能かなど確認した方がよいと思います。

ロボロフスキーハムスター

3種の中では一番小さく、殆ど観賞用で飼育されます。

トイレの覚えは悪いです。また、触れ合う事もなかなかか難しいです。

唯一多頭買いが可能な種ですが、子供のペットとしてはあまりおすすめはしません。

おすすめ理由と飼育方法

おすすめ理由

  • 安価で購入できる
  • 用品が他のペットに比べ安い
  • 飼育スペースを取らない
  • 臭いが少ない
  • 子供への危険度が低い

などが挙げられます。

飼育用品

ハムスター生体の価格は3000円前後です。参考までに他のペットの価格は、モルモットで1万円前後、デグーで1万~2万円、ウサギは血統によりますが、5千円~5万以上なのでペットの中では安価ではないでしょうか。また、用品も他のペットに比べ小さく価格も安いです。

飼育に必要な用品は

  • 砂浴び用お風呂・トイレ
  • トイレ・お風呂用砂
  • 飼育ケージ
  • 巣箱
  • 給水器
  • エサ用食器
  • 回し車
  • 床材
  • エサやおやつ

となります。色々とセットで販売されている場合もありますが、ゴールデン用とジャンガリアン・ロボロフスキー用はサイズが違いますので気を付けてください

トイレについて

トイレとお風呂はキャンディーボトルで代用できます。

出典:そぼろぐ

実際のハムスター用トイレやお風呂はデザインが可愛いく人気ですが、消耗品としては少し価格が高い物も多いです。

こちらのキャンディーボトルは100均でも購入でき消耗品としてはうれしいところです。砂浴びの飛び散りもある程度防げます。

中に入れる砂には砂浴び(お風呂)用とトイレ用があります。

砂浴びには必ず砂浴び用の砂を使用しましょう。トイレ用は目が粗くザラザラしている物が多く不向きです。

トイレ用は逆に砂浴び用と兼用で構いません。一つ注意して欲しい事が、濡れて固まるトイレ砂がありますが、ハムスターの目や口の水分でも固まりますので注意してください。

飼育ケージについて

ケージについては、大きく分け2種類あります。どちらもメリット、デメリットありますので少し説明します。

こちらはガラスとプラ樹脂のケージになります。

ハムスターに対し危険度が低い、観察しやすいなどのメリットはありますが、通気が悪いデメリットもあります。

特に夏場は通気が悪いとケージ内の湿度と温度が高くなりやすいので気をつけましょう。逆に冬場はヒーターの効果が出やすいのでメリットになります。

こちらは上部が金属の網になているタイプです。

メリットは見た目がカワイイ、通気が良い点ですが、デメリットとして、ハムスターが網目から手を出す、天井にぶら下がる、網を噛み歯が変形する、などケガや危険性が高いです。

価格はガラス製にくらべ安いメリットもあります。

ゴールデンハムスターはこちら

ジャンガリアン・ロボロフスキーはこちら

その他のハムスター用品はこちら

巣箱について

巣箱は素材が色々とあり、木製、陶器、プラスティックなどが主流です。それぞれ利点も違いますのでご確認いただき購入してください。

木製は通気も良く一番ポピュラーですが、ハムスターがかじる場合があり定期的に買い換えが必要になります。陶器は形により夏の暑さ対策にはなりますが、木製に比べ通気が悪いので注意が必要です。プラスティックは安価ではありますが、かじられる可能性も高く通気もあまり良くないのでおすすめはしません。

どの巣箱でも大きさに余裕のある物を選んでください。

ハムスターの巣箱はこちら

床材について

床材はケージの底に敷くことでハムスターのクッションや巣箱の中でベッドになります。なので、意外に素材は大事です。おすすめは紙素材のもので、木製チップなどもありますが、万が一ハムスターが食べてしまった時の事を考え紙を選びましょう。また、新聞紙など印刷物はインクが害になりますので代替えなどでの使用は避けて下さい。

ベッド用の床材でヤシの繊維で出来たマットもありますが、繊維質の物は固く丈夫であるためハムスターに絡まり事故やケガの原因になる場合があります。注意してください。

給水器・エサ皿

エサ皿は特に何でも構いません。100均で小さなお皿を購入し使用してもいいでしょう。

給水器については、ケージとセットの場合も多くケージを購入する際に確認ください。もし別売りの場合は、置き型とケージ取り付け型があります。置き型はどのケージでも使用可能ですが、ケージ取り付け型はケージ専用の物もありますので確認が必要です。

回し車

回し車はハムスターが運動するのに必要です。こちらもケージとセットの場合も多いので購入の際はご確認ください。また、別売りの場合は置き型が主になりますがサイズがありますので注意してください。ゴールデンハムスターは大きめでないと入らなくなります。

ゴールデンハムスターで直径17㎝~21㎝、ジャンガリアンで15㎝~17㎝くらいです。

飼育スペース、臭いについて

ハムスターは基本ケージ内飼育になるため、ケージが置けるスペースさえ確保できれば飼育可能です。1日1回程度のお散歩(部屋んぽ)をさせる場合でも、あまり広いスペースは必要ありません。ハムスターは一度ケースから出し部屋んぽをさせると、”出してくれー!!”催促が激しくなります。

毎日部屋んぽが出来る環境ならよいですが、なかなか外に出せない場合は最初から無理に出さず、ケージ内での生活に慣れさせましょう。

また、臭いについてですが、ハムスターは基本無臭です。よくハムスターは臭いと言う方がいますが、あれはトイレのお世話ができていない場合に発生するアンモニア臭です。トイレ砂を定期的に交換すれば臭いは殆どありません。

ですが、お迎え当初など特にトイレを覚えていない期間は、床材や巣箱の中におしっこをするので、その間は汚れたらすぐに掃除をしてください。そのまま放置しますと臭いも広がりますし、トイレを間違った場所で認識してしまい後で覚えさせることが困難になります。

消臭スプレーが1つあれば便利です。無臭と言ってもトイレ交換前やエサの食べ残しなどの臭いは多少ありますので準備しておくとよいです。

ハムスター飼育の注意点と寿命

飼育環境

ハムスターのお風呂は砂浴びなので、絶対に水浴びはさせないでください。また、飼育は基本単独で飼育し、繁殖を目的とした飼育以外ではペアの飼育も行わないでください。

特にオス同士はすぐに喧嘩をしますので注意してください。

気温は20度~25度をキープすることが条件で、特に夏場は30度以上になると命に関わります。理想はエアコンのある部屋での飼育ですが、無理な場合はケースの上部にアイスノンを置く、凍らせたペットボトルをケース内に置く、風通しの良い場所にケージを置くなど暑さ対策をお願いします。

冬場はペットヒーターをケース底に敷いておけばよいです。

その他のハムスター用品はこちら

エサの注意点

エサの与えすぎと偏食にも注意が必要です。ハムスターはエサを巣箱まで運び食事をするため、エサ皿が空っぽでも巣箱には蓄えがあります。全て食べきったと勘違いし与えすぎないよう注意しましょう。

また、主食はペレットでひまわりの種ではありません。ひまわりの種はカロリーが高く与え過ぎると必ず太ります。おまけにひまわりの種やおやつしか食べなくなりますので注意してください。ひまわりの種は1日2粒程度で大丈夫です。

噛み癖

ハムスターは常に前歯が伸びているので何かをかじらなければなりません。その為ケージや巣箱をかじってしまう事はよくあります。木製の物をかじる事は問題ないのですが、金属製のケージの網などをかじると歯が変形してしまいますので注意してください。

どうしてもかじる事を防ぎたいのであれば、躾け用のスプレーもありますのでそちらを噛む箇所にスプレーしてください。

こちらのスプレーはリンゴの苦味で出来ていて害はありませんが、効果のないハムスターもいますので一応参考までに。

寿命・その他

ハムスターの寿命は約1年から2年です。種類によって若干の差はありますが体の小さい種類の方が短命な傾向にあります。

その他、ハムスターは夜行性のため日中は巣箱に入り姿を見れない場合もあります。夜に目を覚まし活動を始めますが、結構な音を立てる場合もありますので、ケージを寝室に置くのは避けた方が良いと思います。

ハムスターに限らず、子供にせがまれペット飼育を始めたが、子供が早々に飽きてしまい結局は親の負担になるケースは少なくありません。その点を考えればハムスターは子供の飼育放棄が起こっても負担は少なく済みます。当然家族みんなでお世話する事が理想ですが”子供が飽きて親が世話する”事は良くありますので。

まとめ

以上、私が実際飼育して思った事をまとめました。

  • ハムスターの流通が多い種は3種類
  • 飼いやすい理由が多い
  • 気温に気を付けて
  • エサの与え過ぎや偏食に注意
  • 夜行性
  • 寿命が短い

是非お子さんと一緒に飼ってみてください。きっと楽しいですよ。

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