金魚については正直おすすめペットではないのですが、子供さんと生活していく上で必ずと言っていいほど訪れる”お祭りやその他イベント事での金魚すくい”その後の「家で飼う!」はどちらの家庭でも経験されると思います。
金魚の飼い方については、そのような状況になった場合、少しでも参考になればと考え投稿いたします。最初に申しますが、金魚を飼育するのは少々難しく用品の費用もかかりますので、良く考えて飼育してください。
金魚の種類
金魚は大変奥深い魚で、本格的な愛好家の方も多くペットショップなどでは様々な種類が販売されています。価格もランチュウなど珍しい種類になると数万円単位で販売されています。
今回は”金魚すくいで取れる金魚”限定で紹介します。
和金
一番一般的な金魚です。フナに近い体形で素早く泳ぐため金魚すくいでは強敵です。
ペットショップでは”小赤””餌金”という名前でも売られています。
琉金
和金に比べ泳ぎが遅いので、金魚すくいでお持ち帰りになりやすい種類です。
赤以外の色も存在しますが、珍しい色の個体は高額になります。
出目金
琉金より泳ぎが遅く、愛嬌のある容姿で子供にも人気です。
大きな個体はペットショップでも扱っていますが、意外に高額です。
金魚は想像以上に長生きで大きくなります。上手に飼育すれば10年以上は生き、大きさも20㎝程まで成長する種類もいますので、その点も納得し飼育を始めてください。
知っておいて欲しい点と飼育方法
知っておいて欲しい点
金魚の飼育では”おすすめの点”より”知っておいて欲しい点”を紹介します。
- 意外に長寿
- 意外に大きくなる
- 病気に注意が必要
金魚の種類についてでも書きましたが、寿命は10年以上で大きさは20㎝まで大きくなります。また病気も多く、治療薬も販売されています。
飼育用品
金魚の場合、セットで販売されている物を購入されるのが良いと思います。
- 水槽
- エアポンプ、フィルター
- 砂利
- カルキ抜き
などがセットになっている物がペットショップなどで販売しています。注意して頂きたい点では、飼育数に合った水槽を選んでください。30㎝水槽で1~2匹ほどの飼育しかできませんので、数が多い場合は水槽を大型にするか、ポンプやフィルターを大型にし水替えをマメに行ってください。
その他、夏場はいいですが、冬の水温が下がる時期にはヒーターを設置してください。
これは金魚の体力を維持する理由もありますが、病気の予防にもなりますので必ず設置する事をおすすめします。
価格は2,000円~になります。
用品についてはペットショップで揃いますが、難しい場合は楽天市場でも購入できます。リンクより価格などご確認いただきお安いお店で購入されてください。
飼育方法
お祭りなどの金魚はすぐに死んでしまうイメージが強いと思います。あれは飼育の初動で失敗している事が多く、その点をクリアすれば大丈夫です。
- 金魚をすくったらすぐに帰宅する
- いきなり水道水に入れない
- エサの与え過ぎに注意
以上の点に注意してください。
ペットショップで購入した金魚は大きな袋に酸素を入れ封をするため、数時間は酸欠になりません。ですが金魚すくいの金魚は、泳いでいた水に金魚を入れそのまま渡されるため、時間がたつと酸欠になってしまいます。金魚を持ち帰る場合は出来るだけ寄り道はせず早めに帰宅してください。
帰宅後、まず間違えやすいのはバケツや洗面器に水を入れいきなり金魚を投入するパターンです。水道水には塩素など金魚に有害なものが入っていますので絶対にやめてください。
正しくは、容器に水を入れたらカルキ抜きの薬を投入し袋のまま水に浸けます。しばらくし袋の外と内の温度差がなくなったら、袋の中の水を半分ほど捨て容器の水を袋の中に先ほど捨てた量ほど入れます。それを3回ほど行い、最後は袋から金魚だけ容器に移します。カルキ抜きが無い場合はレモンのしぼり汁で代用します。
エサは一つまみ程度、金魚が数秒で食べ終える量を朝夕与えます。量が多すぎると水質が悪化しますので注意してください。
病気について
飼育環境が悪いと病気になる事があります。特に水温が低い場合に掛かりやすい病気で白点病がありますが、この病気は他の金魚に感染し、最悪金魚が全滅してしまいます。
その他、色々な病気がありますので、水質と水温の管理は怠らない様お願いします。
まとめ
金魚に関しては、難しい点も多いのでおすすめはしませんが、どうしても子供にせがまれ飼育するケースや、お祭りなどの思い出として飼い始める場合もあるでしょう。
金魚すくいの金魚にしては用品の費用も掛かりますので、その点も納得し飼育してください。