カブトムシ・クワガタの飼い方

ペットの飼育法紹介

子供たちの夏定番のペットがカブトムシとクワガタです。シーズンになればペットショップだけでなくホームセンターなどでも売っていますし、山で採取する事も可能です。

ワンシーズンで寿命が尽き夏のイベント的な飼育になっていますが、クワガタの中には3年ほど生きる種類もいますし、カブトムシは繁殖が容易なので通年で楽む事もできます。

少しマニアックになりますが、詳しく紹介していきます。

カブトムシ・クワガタの種類

日本で一般的に見られる種類を紹介します。

カブトムシ

出典:月虫

日本全土で採取可能なカブトムシです。

夏になればペットショップやホームセンターで売られています。

寿命は2カ月程度で繁殖も容易です。

オオクワガタ

日本のクワガタの中では特別視されています。

自然界での採取が難しく、産地により価格の差があるほどマニアックなファンが多いクワガタです。

寿命は2年から3年程度で繁殖は専門的な知識が必要です。

ヒラタクワガタ

挟む力は尋常ではなく、扱いに注意が必要です。

気性もオオクワより激しく、多頭飼いは絶対にできません。

自然界で採取可能ですが、サイズが小さい3㎝クラスが主になります。

寿命は2年から3年で繁殖は難しいです。

コクワガタ

自然界で良く見られるクワガタですが、寿命は長く2年から3年くらいです。

温和な性格で挟まれてもあまり痛くありません。

オスよりメスに挟まれた方が痛いです。

繁殖はオオクワ同様、専門的な知識が必要です。

ノコギリクワガタ

夏になれば街灯などに集まり採取できます。ペットショップでも販売しています。

寿命は地中で過ごす時間が長く、地上に出て1年ほどで死んでしまいます。

サイズが大きくなるにつれ角が湾曲しカッコよくなります。

繁殖は専門知識が必要です。

ミヤマクワガタ

高山や高地の涼しい場所で採取されます。

飼育下では温度管理が必須な種類なので安易に飼育する事はおすすめしません。

20度前後で飼育すると3ヶ月以上は生きます。

ペットショップでの販売は稀ですがネットやオークションで販売しています。ただし意外に高額です。

繁殖は温度管理なども必要なので難しいです。

出典:月虫

おすすめ理由と飼育方法

おすすめ理由

  • 生体は安価で入手できる
  • 揃える飼育用品も少なく安価
  • 飼育スペースを取らない
  • 飼育が容易
  • カブトムシに限り繁殖が容易

などが挙げられ、飼うことにそれほどハードルは高くありません。

飼育用品と費用

成体の入手は山での採取なら費用は掛かりませんが、ペットショップで購入する場合は各種類により価格が異なります。

カブトムシ、コクワガタ、ノコギリクワガタはペットショップで1,000円前後ですが、オオクワガタは3,000円~になります。

飼育に必要な用品は

  • 飼育ケース
  • マット(木くず)
  • 登り木、足場の木片
  • エサ

となりますが、少し説明します。

飼育ケースですが、クワガタは1匹づつケースに入れる事が望ましいです。特にヒラタクワガタとオオクワガタは喧嘩で相手を殺す事もあります。

このような通気が良い容器で飼育してください。

ダイソーの昆虫ケースでも十分です。

ただし、クワガタは飼育数に応じ各1つ用意してください。

カブトムシの場合、単独飼育が望ましいですが大容器に小数であれば多頭飼いも可能です。ただし繁殖を目的としない場合はオスとメスは別の容器で飼育してください。

カブトムシも同様に通気の良い容器で飼育し、飼育数に応じ容器の大きさを決めてください。

次にマットですが、マットには大きく分け2種類あります。成虫用と幼虫用です。

こちらは成虫用で色が明るい茶色でサラサラしています。

主成分が針葉樹の木くずで防ダニ、消臭効果があります。

幼虫飼育には絶対使えませんので間違わない様にお願いします。

価格は500円前後です。

こちらは幼虫用です。色はこげ茶から黒に近い感じになります。水分を含んでいます。

広葉樹の木くずを発酵させた物になりますので、防ダニ効果は全くありません。成虫の飼育にも使えますが、必ずダニが発生しますのでおすすめしません。

価格は成虫用より割高で1,000円前後の物が多いです。

注意!山で採取した土は絶対に使わないでください。必ずダニなどの害虫が発生します。混ぜるのもダメです。

登り木、遊び木、木片などは足場として入れます。カブトムシなど仰向けになるとなかなか起き上がれません。そのまま体力を消耗しますので、必ず入れてください。

価格は300円~で大きいケースの場合は複数入れてください。

ケースに入れる際、稀にダニなどが潜んでいる可能性がありますので、一晩水に浸けるか冷凍室で凍らせて使用すると良いです。

こちらも山で採取した物を代替えにはしないでください

エサについては、飼育する種類で分けても良いと思います。カブトムシのように短命な種類はホームセンターなどに売っている昆虫ゼリーでも大丈夫です。

オオクワなど数年生きる種類には、タンパク質は多く含まれているゼリーをオススメします。

価格は100個入りで1200円~です。

こちらは通販でしか買えない地域も多いので、Amazonや楽天で販売しています。

間違ってもスイカやキュウリなどは与えないでください。果物でエサにできるのはバナナくらいです。

飼育用品はホームセンターやペットショップで揃いますが、難しい場合は楽天市場でも購入できます。下のリンクより価格などご確認いただき、お安いお店を見つけてださい。

その他の飼育用品販売はこちら

飼育方法と注意点

飼育ケースの半分くらいまでマットを入れ、更に木片とエサを入れるだけで大丈夫ですが、細かな飼育の注意点もありますので説明します。

ケースは直射日光が入らない涼しいい場所に置いてください。出来るだけエサの交換は毎日行い、マットは定期的に2週間に一回くらいで全交換してください。カブトムシの場合は飼育数にもよりますが、1週間程度で交換が望ましいです。

エサの交換を怠るとコバエが発生しますので、注意してください。

また、特にミヤマクワガタは必ず温度管理が必要です。最低でも23度前後をキープする事をおすすめします。

画像はヘラクレスですが、成虫用マットに登り木をセットした状態です。コバエ対策に容器と蓋の間に通気の良い薄い紙やネットを挟むと良いです。

こちらでは触れませんでしたが、ヘラクレスオオカブトの飼育を検討されている場合は、”ヘクレスオオカブトの飼い方”をご覧ください。

まとめ

以上、私が実際飼育していた内容をまとめました。

  • 用品も個体も安価で入手しやすい
  • 飼育が容易

などが大きなオススメポイントになります。観賞用としての飼育になりますが、お子さんも夢中になると思いますので、是非チャレンジしてください。

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